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【ユースなう!Vol.33】お笑いで日本語を学ぶ!?留学生もお笑いサークルで活躍中!

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ユースなう!Vol.30に引き続き、今回も学生お笑いに注目。

国際基督教大学や上智大学など、一見「その大学で、お笑い?」とミスマッチに見える大学にもお笑いサークルがあります。出場チームの中には多国籍チームも存在し、シュールかつ新鮮な笑いを起こしています。彼らの留学体験、ネタ作りの様子や日本でお笑いを始めた理由とは?

アラブから日本のお笑いの世界へ!?

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Rena Daayeさん (写真左:国際基督教大学お笑い研究会/国際基督教大学4年)

普段は「花子」という芸名でピン・漫才でネタを披露するラナさん。母国サウジアラビアで生まれアメリカで育ち、大学から日本へ留学。大学1年生から学生芸人を始めたそうです。

Q.最初に日本のお笑いに出会ったのはいつですか?

「中学生のころ、ガキ使(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』)を見たのがはじまりです。もともとインターネットで日本のアニメを見たり音楽を聴いたりするのが好きで、いろいろ漁っているうちにこのお笑い番組にたどりつきました。最初は英語の字幕入りで見てました。何も考えずに見ていられる楽しさがあって、ハマっていきました。」

最初はアニメや音楽を鑑賞する延長でお笑いを見始めて、まだ日本語がわからなかったため英語の字幕で見てネタを理解していたそう。

Q.アメリカでもTVなどで日本のお笑い番組を見れるんですか?

「いえ、テレビ放送はしていなかったです。その時代はたぶんお笑いのファン達が英語の字幕をつけたことによってネットのどこかで見れたりしました。ファンがやってくれなかったらお笑いに興味持てなかったのは確かだと思います。ボケの意味が分からなくても、芸人さんの動きだけで楽しめます。ボケの意味を解説するサイトもあったんですよ」

ラナさんが見る前から海外に日本のお笑いに興味を持つ根強いファンがいたわけですね。今学生芸人をされているのも、彼らが英語で日本のお笑いを伝えてくれたからこそだったということです。

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留学前、美術の授業中にて。最初は大学でお笑いの話をする友達がほしくてお笑いサークルに入部

お笑いをやることが日本語の勉強に!?

Q.お笑いを見ることで日本語を勉強されたんですか?

「日本語の勉強になったのは“見る”より“やる”かもしれません。ネタ作りのために日本語の文法や表現を勉強する必要があったので。ただ、見ることで、単語の意味が分からないときに場面や文脈から自分で意味を正しく読み取る能力はついたと思います。また、話し方や動き方は“見る”で得られました。」

ネタを披露するにも、話し方や立ち振る舞いなど一挙一動注意してなるべく日本人にとって自然になるよう注意していたんですね。観客である日本人を笑わせるように結果的に日本語の勉強になっていたのかもしれません。

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NOROSHI2016予選でピンのネタをするラナさん。母国アラブの情勢をネタに盛り込み流暢な日本語で披露

「お笑いをやると、ネタ作りを通して語彙や文法、日本文化を学ぶ勉強にもなります。でも一番大事なのは、やることで自信がつく事です。一年生の頃初めて大学芸会に出た時コントをしたんですが、当時の自分は上手く台詞を言えなくて、失敗するのが怖くなって直前にそのネタをやるのを諦めたことがあります。今振り返ると、失敗したくないからネタをしないんじゃなくて、自信がつくまで練習すればよかったと後悔しています。失敗してでも経験を積まないと成長しないと思います。勇気を出してやってみるというのは、言語の成長の為にも大切なことだと思います」

確かにお笑いをやるのは、舞台に立って日本語で人を笑わせることで、自分の語学力の自信につながるということですね。失敗を恐れず自分で人前に出ていくこと、失敗も成功も一つの経験として積んでいくことは語学を学ぶ上で大切なことだと思います。それをできるのがラナさんにとってお笑いだったのかもしれません。

最初は娯楽の一つとして興味を持ったお笑い。留学先で入った大学のお笑いサークルで芸人をやることで、本来の目的である日本語の習得につながりました。お笑いを自分でやることで理解する日本人の言い回しや立ち振る舞いなどの空気感があるんですね。お笑いが、外国に日本の語学や文化を伝える1つの手段になっていたのではないでしょうか。

全国お笑いサークル団体戦NOROSHI、開催中!
学生たちよ、笑いの狼煙をあげよ。
現在開催されている全国イチ面白いサークルを決めるお笑い団体戦 NOROSHIに、今回紹介した学生芸人の方々も出演しています!
この大会は、サークルを代表する学生芸人がそれぞれチームを組み、「漫才・ピン・コント」の3種目で競い合う団体戦。昨年から始まり、今年は最大参加チーム160組、敗者復活戦、NOROSHIリーグからのシードチーム参戦など、さらに白熱しているNOROSHI2016これからの大会日程と概要をご紹介します。

【準決勝】
日程:3月1日(火)・3月2日(水)17時開場/17時半開演
場所:雷5656会館(旧浅草花月)
MC:囲碁将棋(3月1日)、GAG少年楽団(3月2日)

【決勝】
日程:3月7日(月)18時半開場/19時開演
場所:ルミネtheよしもと
MC:ジャルジャル

今月行われた予選に引き続き、学生とは思えないレベルの高さで、白熱した戦いが繰り広げられます!ぜひご来場ください!

公式サイト:http://noroshi.circleapp.jp/