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【その人、スキあり!】ロボティクスファッションクリエーター・きゅんくんさん(21歳)< 前篇 >

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若者の「スキ」を応援するNIPPON YOUTH STUDIOが、いろんな「スキ」を持つ若者に実際に会って、その「スキ」を発信していく対談企画、「その人、スキあり!」。インタビュアーは毎度お馴染み、シンガーソングライターの井上苑子さん。
第6回目のゲストは、ロボットとファッションの融合という、ロボットの新境地を切り開いた、ロボティクスファッションクリエーターのきゅんくんさん!
大好きなロボットと合体したくて、身にまとうロボットを作り始めたという彼女。その発想力と行動力はどこから?きゅんくんさんの、ものづくりへの姿勢について聞いてみました!

★前篇★自分の軸を表現したのがはじまり

井上:まず、きゅんくんさんのプロフィール読ませていただいたら、職業に、ロボ…スティック…?ちゃうわ(笑)!“ロボティクス?ファッション?クリエーター“って書いてあったんですけど、これってどんな職業なんですか?

きゅんくん:「ロボティクスファッションクリエーター」って、私がやりたいことに、勝手に付けた名前なんですよ。だから職業といっても、既存のものじゃないんですよね。

井上:ええ!?じゃあロボティクスファッションクリエーターって、きゅんくんさん以外にいらっしゃらないんですね。

きゅんくん:もともと高校生で服づくりを始めたんですけど、服を作るにあたって、自分の軸みたいなものを表現したいなと思って。私にとっては、それがロボットだったので、ロボットを服にしてました。そうやって、ロボットの技術を使った服とか、ロボットっぽい未来感のある服とかを作っていくうちに、作ったものたちに名前を付けてあげなきゃいけないんじゃないかな~と思えてきて。それで、大学1年生のとき、「ロボティクスファッション」って名付けたんです。

井上:軸を表現ってことは、先にスキだったのはロボットってことですか?

きゅんくん:そうですね。もともとはロボットが好きで、ロボットの開発者になりたいなって思ったのは小学生5年の頃でしたね。

井上:小5で開発者!?すごーーい。

ロボティクスファッションクリエイターとは? きゅんくんのライフスタイル

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ロボットづくりも、漢字の書き取りみたいなもの

井上:ロボット作るのって、小さい頃から始めたんですか?

きゅんくん:そうですね。でも、ロボット作りたいっていっても、最初は何から始めればいいか分からないじゃないですか。なので、LEDチカチカさせたり、机の上でできるような電子工作から始めてました。

井上:理科とか技術の授業でやるやつですよね。

きゅんくん:そうです!

井上:そういった、みんながやったことあるようなレベルから、どうやって、今みたいなロボットを作れるようになったんですか?

きゅんくん:LED以外だと、ロボットのキットを買ってきて、説明書通りに組み立てたり、組み立てたロボットをどう動かすか、プログラミングしたりしてました。でも、ロボット本体をオリジナルで一から作りたかったんで、なんか違うな~って思っていて。それで、大学では主にロボットのハードウェアを作ってるロボットサークルに入って、設計の仕方とか、金属をどうやって切ってどうやって穴を開けるかとかを、先輩から教わりました。そこでやっと、ロボットがどうやったらできるのか、っていうのが、なんとなく分かってきた感じですね。

井上:そうだったんですね!ロボットを一から作るって、難しそう…。

きゅんくん:ロボットづくりもプログラミングも、漢字の書き取りみたいなもんで、コピーしてるうちにだんだん分かってくるんですよ。そうすると、まだ分かっていなかったときには「結局書いてある通りにやるだけじゃん」って思ってたものにも、「あれはこういう意味だったんだ」っていうのが見えてきたりして。それから、だんだん自分に必要なところだけを抜き出して、オリジナルのロボットが作れるようになったんですよね。

井上:へぇーー!ロボットの世界なんて、めっちゃかけ離れてると思ってたんですけど、そういう、マネしていくうちに自分のものになってくところとか、そこからオリジナルを作り出すってところって、作曲と似てるかもしれないです。

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やりがいを感じるのは、切羽詰まってるとき

井上:そうやって作品を作るようになって、やりがいを感じるときって、どんなときですか?

きゅんくん:切羽詰まってるとき(笑)。

井上:えっ!辛くないですか?

きゅんくん:もちろん、上手くいかないと、すごく辛いし、泣きそうなときもあります。でも、ここが動かない!ってときとかに、「何でなんだろう」「じゃあこうしよう」とか、対策を考えるのが好きですね。その、山あり谷ありが楽しいです。

井上:えーーーー!すごーーい、その考え方!私の場合、締め切り間近になって、やばいどうしようどうしよう!歌詞出てこない!って、苦しむだけなので(笑)。

きゅんくん:クリエーターで締め切りあるのって、大変ですよね。そんなすぐポッとでてくるものでもないですもんね。でも私、締め切りないとダメなタイプなので(笑)。

井上:そこは私もそうです(笑)。でもだからこそ、そんな中で色々考えてるときに、やりがいを感じてるんですね。

…と、前篇はここまで。
ロボットと、歌。一見、かけ離れた世界にいる、きゅんくんさんと井上さんですが、最初はコピーすることから始めたり、締め切りないとダメなタイプだったり。「作る」というところで、共通点をチラ見せしてくれました。
そんなクリエーター2人は、作品を世に送り出すとき、周りからの反応を、どう感じているのでしょう?そんな2人の本音は後編で。

後篇につづく
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きゅんくん Kyun_kun

ロボティクスファッションクリエイター / メカエンジニア
Robotics Fashion Creator / Mechanical Engineer

1994年東京都出身。機械工学を学びながらファッションとして着用するロボットを制作している。機械設計、金属加工、電子工作を自身で行う。

高校生の頃より「メカを着ること」を目標にロボティクスファッションの製作を続け、2014年よりウェアラブルロボットの開発を進めている。2014年TOKYO DESIGNERS WEEK 2014「スーパーロボット展」招待展示。2015年テキサス「SXSW2015」にてウェアラブルアームロボット「METCALF」発表。2015年 オーストリア「Ars Electronica Gala」招待出演。スマートシューズOrphe開発メンバー、ISIDイノラボ ロボティニティテクノロジスト。

■Official Web Site
http://kyunkun.com/

■Twitter
@kyun_kun

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井上苑子(いのうえそのこ)

1997年生まれの現役女子高生シンガーソングライター。小学校6年生の時に路上ライブをはじめ、手売りCDを1万枚売って上京。
現役高校生ながらもCOUNTDOWN JAPAN 14/15や、ROCKIN JAPAN FESTIVAL 2015にも出演。 2015年7月にメジャーデビュー。動画配信サービス「ツイキャス」の視聴者数が半年で200万人を突破、そして1stミニアルバムのリード曲「大切な君へ」がLINE MUSICで250万回再生を超えるなど中高生を中心とした若い世代に支持が拡大中。
11/4にメジャー1stシングル「だいすき。」をリリース。また映画「私たちのハァハァ」では主演も務めるなど、マルチに活躍する18歳。

■井上苑子 公式サイト/インフォメーション
http://www.inoue-sonoko.com/
http://www.universal-music.co.jp/inoue-sonoko

Twitter: https://twitter.com/inouesonoko
Twitcas: http://twitcasting.tv/inouesonoko