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【その人、スキあり!】ロボティクスファッションクリエーター・きゅんくんさん(21歳)< 後篇 >

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若者の「スキ」を応援するNIPPON YOUTH STUDIOが、いろんな「スキ」を持つ若者に実際に会って、その「スキ」を発信していく対談企画、「その人、スキあり!」。インタビュアーは毎度お馴染み、シンガーソングライターの井上苑子さん。
6回目のゲストは、ロボットとファッションの融合という、ロボットの新境地を切り開いた、ロボティクスファッションクリエーター、きゅんくんさん!。
前篇では、ロボットを自分の軸にしていたという、きゅんくんさんのものづくり姿勢について、お聞きしましたが、後篇では、クリエーターにはつきものである、伝えることの難しさや、周りからの評価との向き合い方について語ってもらいました。

前篇はこちら

★後篇★恥ずかしいけど、過程も見せようと思う

井上:きゅんくんさんのロボット作りの経緯とか、やりがいとかを伺ってきたんですけど、クリエーターとして、ここを是非見てほしい!ってところはどんなところなんですか?

きゅんくん:やっぱり作ってる側としては、技術的なところを見てほしくなっちゃいますね。「ここすごいでしょー!」って(笑)。でも、ロボットに詳しい人ばかりが見るわけじゃない中、それはちょっとわがままだな~と思うので、これからは技術面の良さも、伝えられるようにしていかなきゃいけないなって思います。

井上:でもそれって難しいですよね。だって技術的なことって、ぱっと見で、難しそう!って思って終わっちゃいますもん。

きゅんくん:そうですね。音楽でも、本当はここを聴いてほしいんだ!みたいなことって、ありませんか?

井上:あ~~、ありますね。でも、細かいところを知ってていいなって思ってもらえるのも、もちろん嬉しいんですけど、何かいいな、分かんないけどいいな、って思ってもらえるのが、本当に嬉しい。

きゅんくん:うんうん。知らない人が感動したら、それは本当にいいものってことですもんね。

井上:そう!

きゅんくん:でも、最近は、ツイッターに過程はアップするようにしてるんですよ。最初は完成してない段階を見せるのは恥ずかしいと思ってたんですけど、まずは、ちゃんと自分が作ってるってことに気づいてもらわないといけないと思って。

ちなみに、こんな感じで…

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井上:わあーー!すごい!めっちゃこういうのスキです、私!!

きゅんくん:完成した作品だけだと伝わらないんですけど、本当はこうやって、ノート上で一つひとつのパーツのサイズとか決めてたり、これを3D化して、ちゃんとこれで正常に動くかな~?とか、設計してる段階が好きなんですよね。

井上:へーー!ほんまにかっこいい!私、ロボットのこととか一切分からないんですけど、こうやって過程を見ると、すごいおもしろい!って、めっちゃ思いました。

きゅんくん:ありがたいです(笑)。逆に作曲してる過程とかも是非。

井上:じゃあ私も歌詞書いてる姿とか、こう…(笑)。おもしろいかもしれないですね!

周りの反応から、見えてくるものもある

井上:こうやって、ものを作って発表したり、待ってくれてる人に見せたりするときって、周りの反響とか気にしたりするほうですか?

きゅんくん:そうですね。作ったからには人にからどういう風に思われるのか、リサーチしなきゃいけない気がするんですよね。自分が生み出したものが何だったのかを考える必要があるというか…。
作ってるときには自分の頭の中にしかなかったものが、アウトプットした瞬間、いろんな人の頭の中にも残るわけじゃないですか。そうすると、そのいろんな人の、いろんな捉え方が生まれて。だからこそ、いろんなボールが返ってくるわけなので、そのボールを回収して、自分と、他の人の頭の中をくらべたりします。そうやって、いろんな作品の見え方を知ると、自分の出したものが何だったのか、外郭がはっきりしてくると思うんですよね。

井上:なるほど。その考えはなかったな~。でも結構強めのボールが返ってくるときもありますよね。そういうときは、どうしてるんですか?

きゅんくん:ボールの質もあると思っていて、そのボールがどんなに不本意だったとしても、ちゃんと冷静に自分の作品を考えてくれた上でのボールだったら受け止めますね。逆に、自分のためにならないな、と思ったら、気にしない。もちろん、不本意なボールに、そうじゃないのに!ってプンプンしてた時期もありましたけどね(笑)。

井上:私も前までそうでした。たまにグァーーンってボールがきたときに、ほんまにいちいちへこんでたんですよ。でも、最近は、そうやってたくさんの人にいっていただけるのは、知っていただける上でのことだからと思って、気にしなくはなりましたね。

きゅんくん:やっぱ乗り越える時期って来ますよね!

井上:なんかありますよね!やっぱり、周りのリアクションでやりたいことひっこめちゃうのはもったいないですよね。

きゅんくん:そうですね、もったいない。

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最後に納得するのは自分

きゅんくん:昔はひとりでなんでもできるタイプだったから、小学校の頃に本ばかり読んでてちょっといじめられたこともあったんですよね。でも、その時は特に気にならなかったです。そうやって、気にしないとか、見ないっていうのが一番なんじゃないかなって思いますね。とはいえ、完全に気にしないっていうのも違う気がするので…。

井上:いい質のボールだけは受け止めて。

きゅんくん:そうですね。最終的に納得するのは自分だから、自分が納得するようにやるしかないんだと思います!

井上:そうですよね。では最後に、このユースタでは、毎回いろんな人の「スキ」を聞いてるんですけど、改めて、きゅんくんさんの「スキ」ってどこにあるんでしょうか?

きゅんくん:「つくること」、ですね。考えてるものを、自分の手を動かして形にすることがスキです。

profile

きゅんくん Kyun_kun

ロボティクスファッションクリエイター / メカエンジニア
Robotics Fashion Creator / Mechanical Engineer

1994年東京都出身。機械工学を学びながらファッションとして着用するロボットを制作している。機械設計、金属加工、電子工作を自身で行う。

高校生の頃より「メカを着ること」を目標にロボティクスファッションの製作を続け、2014年よりウェアラブルロボットの開発を進めている。2014年TOKYO DESIGNERS WEEK 2014「スーパーロボット展」招待展示。2015年テキサス「SXSW2015」にてウェアラブルアームロボット「METCALF」発表。2015年 オーストリア「Ars Electronica Gala」招待出演。スマートシューズOrphe開発メンバー、ISIDイノラボ ロボティニティテクノロジスト。

■Official Web Site
http://kyunkun.com/

■Twitter
@kyun_kun

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井上苑子(いのうえそのこ)

1997年生まれの現役女子高生シンガーソングライター。小学校6年生の時に路上ライブをはじめ、手売りCDを1万枚売って上京。
現役高校生ながらもCOUNTDOWN JAPAN 14/15や、ROCKIN JAPAN FESTIVAL 2015にも出演。 2015年7月にメジャーデビュー。動画配信サービス「ツイキャス」の視聴者数が半年で200万人を突破、そして1stミニアルバムのリード曲「大切な君へ」がLINE MUSICで250万回再生を超えるなど中高生を中心とした若い世代に支持が拡大中。
11/4にメジャー1stシングル「だいすき。」をリリース。また映画「私たちのハァハァ」では主演も務めるなど、マルチに活躍する18歳。

■井上苑子 公式サイト/インフォメーション
http://www.inoue-sonoko.com/
http://www.universal-music.co.jp/inoue-sonoko

Twitter: https://twitter.com/inouesonoko
Twitcas: http://twitcasting.tv/inouesonoko