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浪人したから見つけたんだ! 一生もんの「スキ」<ガーリー篇>【ユースなう!Vol.57】

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浪人なんて、カッコ悪い!? ううん。そんなこと、気にしなくていい。だって浪人生には、浪人しなくちゃ出会わなかった、一生もんの「スキ」があるんだから。成功者にサクセスストーリーがあるように、失敗者にも別のプレシャスストーリーが待っている。浪人経験者でもあるライターFは、そんな素敵なお話を、とある3人の浪人経験者から教えてもらいました。

>>1人目<ダンス篇>はこちら

2人目の浪人経験者は、早稲田大学に通う、青沼さん。彼女は寮で浪人して、女の子らしいファッションに目覚めたそうな。というのも、新しい環境で付き合う人が変わったから。早速詳しく聞いてみたよ。

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お名前:青沼美月さん(21歳)
通っている大学:早稲田大学2年
浪人スタイル:寮付き予備校で1浪
浪人してスキになったもの:ガーリー系ファッション

アメリカからの、上京浪人、寮生活

ライターF(以下F):青沼さんは、どうして浪人することになったんだっけ?

青沼さん(以下A):私は、高1まで名古屋の高校にいたんだけど、親の都合でアメリカに行くことになって。でも、大学や就職は日本でしたいなーと思ってたら、入学のタイミング的に、必然的に浪人ってかたちになっちゃったんだよね。

F:ご両親は?

A:アメリカ。なので、一人で日本に戻ってきたんだけど、志望校が早稲田だったから、東京で寮のある予備校に通うことにしたんだよね。

F:ってことは、帰国後すぐ、地元に帰らず、いきなり上京で、浪人生活を一人でやりきったってこと? すご。ご飯は寮で出るの?

A:うん。だけど、それがあんまりおいしくなくって(笑)。やっぱ、受験で一番支えになってくれる親って存在が近くにいなかったから、それは辛かったな。そこは、寮浪人特有の悩みかも。

F:そうだよね。本当に、受験期の家族の存在って、染みるもんね。寮で浪人って、珍しいタイプだと思うけど、家族もおいしいごはんもないとか、やってけなくない?

A:そうだね。でも、寮には、私みたいに帰国して東京の大学目指してる子がいるから、同じ境遇の子がいて、私にとってはそれが支えだったよ。寮に入ってくる子は、私みたいな帰国タイプの他に、3浪して医学部目指してます、とかいうお金持ちの子も多かったりして。だから、境遇が同じで一緒に頑張れる人がいながら、付き合う友人のタイプは変わったかな。でも、そのおかげで女の子らしいファッションに出会ったんだよね。

F:どういうこと?

付き合いで出会ったスキ、「ガーリーファッション」

A:彼氏ができて、デートに行こうってことになったの。

F:彼氏!?いいなぁ(笑)。私の知り合いにも浪人カップルいるけど、やっぱ浪人って付き合う人多いのかね。それで?

A:でもデート服とかなくて。高校時代は髪も短くて、ボーイッシュめな服装が好きだったし、アメリカ生活で、東京に来てから一回も買い物に行ってなかったし、寮のご飯まずくて受験やせしちゃったし、どうしよう、って。そんな時、そのこと相談乗ってくれてた女友達が、私の誕生日に、今まで着たこともないようなピンクのブラウスをくれて。「似合うよ!」って後押ししてくれたんだよね!

F:その友達ナイスだね! 寮にいなかったら、彼氏も、女友達とも出会ってないし、ガーリー系に目覚めなかったってことだもんね。一期一会すぎる。でも、ボーイッシュからガーリーなんて、特に勇気いらない? 私もボーイッシュ側の人間だったからさ。

A:勇気はいる! さすがに最初は、どう見られてるかとか、不安だった。でも、そんな時にいいって言ってくれるのも周りだったから、自信が持てて、こっちの自分もアリだなって、スキになってった。

F:そうなんだ。浪人っていう、超不安定な時期に、新しい自分と出会えるって、なんかいいね。ちなみに、これって普通の予備校でも高校でもあると思うけど、そうやって周りと一緒に勉強していく環境にいると、ギスギスしたりはしない?

A:ギスギスはなかったかな。やっぱり頭いい人はたくさんいるから、比べたらアレだけど、私は逆に、そういう人たちに教えてもらって、助かった! 別に、常に一緒にいなきゃいけないわけじゃないし、そこは上手に距離を置けてたかも。

F:へぇ〜、私はプライド高くて聞けない人間だったから、素直にわかんないこと聞ける人、尊敬する。受験は競争ではあるけど、周りへのリスペクトが成功の秘訣なのかもね。ところで、無事に志望校に合格したわけだけど、将来は何になるの? よく聞かれる質問でウザいかもしれないけど(笑)。

大学に入っても、将来は迷う!

A:まだ決まってないよ。けど、一応ゼミはジャーナリズム系。で、それは面白いなって思うけど、TV関係も、それこそ、ファッション関係も気になってて。きっと伝える仕事をしたいんだけど、それで何を伝えたいのか、自分でもまだ、わかってないのかも。

F:受験の時って、大学の先の目標が大事だ!とか言われるけど、そんなもの、大学入っちゃえば変わるもんだよね。

A:そうそう!大学入って、見る世界が増えて将来とかすごく迷うんだけど、でもそれって贅沢な悩み。選択肢が増えるんだよね。でも、だからこそ、もう少し「スキ」を探していきたいなって思ってる!

環境の変化って、誰だって最初は怖い。でも、もしかしたらそこにこそ、新しい自分、新しいスキとの出会いがある。浪人期にガーリー系に出会ったり、大学入って新しい分野に興味が湧いたり。そんな青沼さんの話を聞いてたら、宝探しはまだまだ、終わってない気がしてきた!