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日本一おもしろい大学生決定!NOROSHI2017観戦記【ユースなう!Vol.63】

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去る3月6日に開催された、大学生だけのお笑い団体戦「NOROSHI2017」決勝(NOROSHI2017について詳しくはこちら→http://noroshi.circleapp.jp)。

お笑いはプロだけのものじゃない!お笑いは男だけのものじゃなぁーい!

そんな叫びがこだまする、大学生だけのお笑い団体戦「NOROSHI」を観戦しました!

夢の舞台にすべてをぶつける!

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(ライスさんと大学生芸人たちの掛け合いも楽しみの一つ)

司会を務めたお笑い芸人・ライスさんによる、「NOROSHI!」「2017!」のコール&レスポンスで始まった決勝大会。
前半と後半に分かれ、9チームそれぞれがネタを披露していきます。
会場のルミネtheよしもとの舞台は、プロの芸人さんでさえ何年かの下積みを経て立つことのできる舞台。この舞台に立ってネタを披露できた大学生芸人たちの喜びと気迫が伝わってきます。
審査員の方が「ピン・コント・漫才のバランスが取れているチームはなかなかない」「審査が難しい」とコメントしていたように、どのチームが優勝するのか全く予想がつきません。

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(青山学院大学ナショグルお笑い愛好会「優しいチョップ」・ペコリーノのコント)

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(早稲田大学お笑い工房LUDO「おはよう県境」・ピンのアンゴラ村長はセットを口で破壊)

お笑いサークルなんて大学生のヒマつぶし…と侮るなかれ。学生たちはみんな真剣で、ネタはどれもハイレベル。
青山学院大学ナショグルお笑い愛好会「優しいチョップ」からは、プロの芸人として舞台を踏むコンビ・ペコリーノが出場。他の大学生芸人にも芸能事務所に所属している学生がいるとのことです。
また、舞台度胸にもびっくりするものが。
ネタの中で、明治大学お笑いサークル木曜会Z「crazy party~最後の宴~」のピン・index小笠原はセットを体当たりで破壊。早稲田大学お笑い工房LUDO「おはよう県境」のピン・アンゴラ村長はなんとセットを食べて破壊!
会場は騒然、私も驚いてしまいました。

優勝に輝いたのは?

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(優勝チーム発表の瞬間)

9チームのネタ披露が終わり、結果発表…の前に、プロの芸人さんがネタを披露してくれます。この日のゲストは、ゲオルギーさん・ななまがりさん・マヂカルラブリーさんの3組。そしてついに結果発表!
優勝したのは早稲田大学お笑い工房LUDO「チーム世界湯」。準優勝は創価大学落語研究会「チーム赤組」。そして審査員賞は国際基督教大学(ICU)お笑い研究会「ヌー」。

MCのお笑い芸人・ライスさんは優勝チームの「チーム世界湯」に対し、「若手にとって憧れの舞台でウケていたのはもちろんだが、何より堂々としていたのがすごい。緊張で声が震えるなどがなかった。」とコメント。また、「レベルが高く、見ていて恐怖を感じたので、がんばってほしいがあまりがんばらないでほしい。おもしろいギャグができたら連絡をするように。」と独特の表現でエールを送っていました。

ここからは、優勝・準優勝・審査員賞の3チームにクエスチョン!

「学生最後の舞台にして最高の舞台でした」―早稲田大学お笑い工房LUDO「チーム世界湯」

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Q.みなさんは何年生ですか?

「全員4年生です」

Q.ルミネの舞台に立つのは何度目ですか?

「昨年も決勝に進出したので、これで2度目です。去年は4位だったのでリベンジができました」

Q.普段はどこでネタを披露しているんですか?

「大学の教室で学内ライブをしたり、お笑い小屋で他大と合同ライブをしたりしています」

Q.変わったチーム名ですが、由来はなんですか?

「高田馬場にある銭湯の名前です。世界湯の女将さんにもそのことを報告しているので、優勝したことも教えようと思います(笑)。決勝の前日もみんなで世界湯に行って、その後ネタ合わせをしました!」
(後日談:大会後本当に世界湯の女将さんに挨拶に行った「チーム世界湯」は、おかみさんからお祝い金と回数券を貰ったそうです)

Q.優勝した感想を教えてください!

「大学で4年間お笑いをやってきて、結果を出せたのは初めてなので、うれしいです。本当にこのチームで優勝ができてよかったと思います。ルミネの舞台に立つのはこれが最後なんですが、最高の舞台でした」

「優勝だけ考えていたから悔しい」―創価大学落語研究会「チーム赤組」

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Q.みなさんは何年生ですか?

「全員3年生です」

Q.ルミネの舞台に立つのは何度目ですか?

「ルミネtheよしもとで何度かお笑いを見たことはあるのですが、立つのは全員初めてです。昨年も同じチーム名で決勝進出をして優勝したのですが、昨年とメンバーは変わっています」

Q.普段はどこでネタを披露しているんですか?

「一カ月に一回、学内ライブをしています。学外でも他大と合同のライブをしたりするし、中には個人でライブをしている人もいます」

Q.お笑いを始めたのはいつですか?

「全員、大学に入ってから始めました」

Q.準優勝した感想を教えてください!

「3年生でサークルを引退してしまうので、これが最後の大会でした。ずっと優勝だけを考えてやってきたので、有終の美…とは言えないです。来年は後輩に託したいと思います」

「お笑いは男だけのものじゃない!」―国際基督教大学(ICU)お笑い研究会「ヌー」

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(左から二番目・佐藤さんはチーム唯一の男性)

Q.みなさんは何年生ですか?

「4年生が2人、3年生が2人、2年生が1人です」

Q.ルミネの舞台に立つのは何度目ですか?

「全員初めてです。NOROSHIには毎年出場しているのですが、毎年決勝に来られませんでした。サークル自体だと、決勝進出は4年ぶりです!」

Q.普段はどこでネタを披露しているんですか?

「いつもは学内ライブをしています。他大との合同ライブは…たまーに、です」

Q.お笑いを始めたのはいつですか?

「女子は全員大学に入ってからですが、4年生の佐藤さんは中学のころからやっていました。でも、ネタはそれぞれで作ったものを披露して、そこからみんなで意見を出して改良しています」

Q.受賞の感想を教えてください!

「ICUは女の子が多いこともあって、男の子だけが前に出ることはないんです。でも大学の外ではそうじゃないことに驚いたので、それをネタに取り入れて、ルミネの舞台でぶちまけました!この受賞をきっかけに、女子大生のお笑いをもっと切り開いていきたいです」

 

喜び、悔しさ、目標…いろんな意見がみられた3チームへのクエスチョンを聞いたところで、この大会を運営していた裏方のトップ・NOROSHI2017実行委員長の岩戸さんにもお話を聞いてみました。

いつか「M-1」のような大会に

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(NOROSHI2017代表・岩戸映樹さん)

Q.今大会の出場者のレベルはどうでしたか?

「昨年までは前評判で面白いチームが前評判通り勝っていたんですが、今大会はどこが勝つか最後まで分からなかったです。敗退したチームの中にも面白いチームがたくさんあって、かなりレベルの高い大会でした」

Q.他のお笑いコンテストや大会と違い、NOROSHIは団体戦ですが、団体戦のいい所はどこですか?

「ネタ披露の順番で勝負が変わるところです。例えば漫才→ピン→コントの順でネタをして、最後のコントがウケればチームの印象はよくなるし、逆にスベれば悪くなります。だからチームごとに披露する順番を工夫し、戦略を立てているんです。ネタと順番の両方で戦うのが難しくて、面白いです!」

Q.「大学生芸人」として出場者になろうとは思わなかったんですか?

「中学や高校の時はお笑いに少し挑戦してたんですけど、単純に向いていないと思って、こうして裏方になりました(笑)。NOROSHIを運営している組織は、いろんな大学のお笑いサークルから成り立っているので、価値観が違って面白いです」

Q.最後に、今後のNOROSHIへのメッセージをお願いします

「このNOROSHIという大会が何年も続くといいなと思います。いつかはM-1グランプリのように、誰でも知っているような認知度の高い大会になってほしいです」

受賞したチームへインタビューをして感じたのが、どのチームもとても熱心にお笑いに取り組んでいたこと。だからこそ、憧れの舞台で目いっぱい輝けるのかもしれません。
大学生芸人の中から未来のスターが生まれる可能性もあるはず!これを機に、学内ライブや合同ライブに足を運んでみてもいいかも。大学生芸人から目が離せません!

取材協力:NOROSHI
公式サイト:http://noroshi.circleapp.jp
Twitter:@circleappjp