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地球少年・篠原祐太さん(22歳)< 後篇 >【その人、スキあり!】

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若者の「スキ」を応援するNIPPON YOUTH STUDIOが、いろんな「スキ」を持つ若者に実際に会って、その「スキ」を発信していく対談企画、「その人、スキあり!」。インタビュアーは毎度お馴染み、シンガーソングライターの井上苑子さん。

後篇では、地球を愛する篠原さんをもっと深堀していきます。ついに井上さんも昆虫食を食べるのか!?必見です!ぜひ、ご覧ください。

前篇はこちら

★後篇★苑子ちゃん、昆虫食をたべるのか!?

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井上:今日も昆虫を連れてきてくださっているようですが、普段から虫は持ち歩いているのですか?

篠原:はい、ちょっと小腹を満たしたいときに食べられるように持ち歩いていますね。

井上:持ち歩いているのですね。では、実際に見せていただけますか?

篠原:どうぞ、どうぞ。

井上:うわー!きゃー!なにこれ!!

篠原:これがミルワームですね。釣りのエサに使われたりしている幼虫です。

井上:今日は私でもたべられる昆虫食をもってきてくださっているとのことなんですが、どれでしょうか?

篠原:これが、クッキーの上にミルワームとコオロギがトッピングされているものです。虫を抱きしめているデザインになっています。

井上:うわー!待って、待って!これはやばいって。

篠原:じゃあ、まずはどら焼きはいかがですか?トノサマバッタとカイコを粉末にして練りこんであるどら焼きです。

井上:粉末だったらいけそう!バッタのどら焼き食べてみます。

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(トノサマバッタを粉末にして練りこんである、どら焼き)

篠原:トノサマバッタどら焼きは、どうですか?

井上:うん、全然バッタっぽくないし、おいしい!ふつうに差し入れで持っていっても大丈夫。

篠原:そうなんですよ。バッタは草ばかり食べているので、抹茶っぽくてあんこやスイーツに合わせやすいんですよ。

井上:つぎは、コオロギクッキーいきます(笑)。

篠原:コオロギクッキーは香ばしくておすすめです。

井上:では、いただきます。

篠原:コオロギはどうですか?

井上:すごい香ばしい!甲殻類の舌触り。味は全然いけます。クッキーといい感じに調和しています。

篠原:おいしく食べてもらえてよかったです

井上:おいしかったです。ごちそうさまでした。

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(コオロギクッキーを食べる井上さん)

虫料理は無限大の可能性

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(コオロギラーメンのメニュー表を見るおふたり)

井上:コオロギの出汁をつかったラーメンも作られているとお聞きしたのですが、どんな味がするのですか?

篠原:コオロギはさっき食べていただいたとおり甲殻類に近い味わいなので、海老のような出汁がとれておいしいです。でも、海老にはない唯一無二の味です。

井上:今後も昆虫食をつかった食べ物は続けられるのですか?

篠原:はい。虫料理って、こうしたら正解みたいなものが、まだ確立されていないので可能性が無限大にあふれていてやっていて楽しいです。

井上:私も先ほど昆虫食をいただいて、これから一般的に虫を食べる文化になったらいいなと思いました。

篠原:そうなんです。虫は見た目がグロテスクだったりするので「ゲテモノ」と呼ばれたり、罰ゲームで食べさせられるみたいな存在だと思うんですけど、その固定概念を変えていきたいと思っています。

井上:かっこいい!そうなるといいですね。

篠原:僕が活動していくなかで、「虫って食べられるんだ」と、思う人が増えてくれることを願っています。そして、いつの日か昆虫食がちゃんと食材として認識されるようになったら嬉しいです。

井上:たしかに。今までに食べた虫でおすすめとかありますか?

篠原:桜の木についている毛虫ですね。

井上:毛虫ってかぶれるんじゃないですか?

篠原:一般的にはそういう印象があるのですが、意外とそんなに毒とかはないです。ゆでると桜餅みたいな味がします。

井上:おいしそう!なんで桜餅みたいな味がするのですか?

篠原:桜の葉っぱを食べているからですね。そうやって、虫を口に入れたときに「この子はあれを食べて育ってきたんだな~」と想像するのも楽しいです。

夢は、地球と心通わせること

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井上:虫以外にはハマっていることはあるんですか?プライベートでも。

篠原:自然と仲良くなることです。

井上:自然って、やっぱり虫ですか?

篠原:いや、地球全体です。ひたすら川を下ってみたり、海を潜り続けてみたりとか。大地とずっと抱きしめあったりしてみたりとか。そういうことをしているなかで、だんだん自分が地球に近づいてきている感覚はあって。

井上:そうなんですか!すごい!地球と仲良くなっているんですね。

篠原:地球に親しみがわいてきたりして、その過程のなかに、昆虫食を食べるってこともあるのだと位置づけています。

井上:篠原さんが一番、楽しい時間ってどんなときですか?

篠原:五感を全部つかって、自然とつながったときですね。

井上:じゃあ、虫の鳴き声とかで何をいっているかわかったりしますか?

篠原:わかりますよ。歌でいうと、サビきたなとか、今のはアンコールかなとか。今、家でコオロギ2000匹飼っているので、常に大合唱みたいな感じです。

井上:今まで虫と一緒に暮らしていて、ハプニングとかありましたか?

篠原:実家で住んでいた頃、ミルワームの幼虫を1.5㎏(3000匹くらい)箱で買ったことがあって、それをべつの容器に移す作業をしている最中に寝てしまって、朝起きたら、身体中、部屋中がミルワームになっていました(笑)。

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(篠原さんのご自宅で養殖されているミルワーム)

井上:想像するだけで、すごい!ほかに家で飼っている生き物はいたりするのですか?

篠原:昆虫を食べる生き物も飼っています。ハリネズミやトカゲとか。今、家に25種類くらいの生き物を飼っているので「プチ地球」みたいな感じのことをしています。

井上:これからの目標とか夢はありますか?

篠原:地球と心通わせて、大自然のなかで生き物と一緒に暮らすことですね。生き物たちも飼われたくて飼っているわけではないし、ペットの状態は理想ではないと思うので。今もたくさんの生き物を飼いながらジレンマを感じています。

井上:地球と心通わせることが夢って壮大ですね。

篠原:そうですね。

一番スキな虫は、やっぱりゴキちゃん

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(海外で販売されている昆虫食)

井上:最後に篠原さんにとって「スキ」なものはなんですか?

篠原:地球ですね。あまり深い理由とかはなくて、スキに理由はいらないと思っています。ちゃんとした理由がないからこそ、没頭できるし、時間忘れてのめりこめるし、結果その時間が一番幸せだなと感じています。

井上:素敵ですね。ちなみに、一番スキな虫はいますか?

篠原:やっぱり「ゴキちゃん」ですね。生命力が段違いにあるのと、こうやって世の中で圧倒的に嫌われているのが悔しいし、いたたまれないなと思っています。

井上:ゴキちゃんの寿命はどれくらいなんですか?

篠原:種類にもよりますけど、1~2年ぐらいです。ただ、食べたときにみなぎってくるエネルギーはほかの虫より段違いにあります。なので、大事な試験の前日などは、必ずゴキちゃんを食べます。自分のなかでのルーティーンですね。

井上:今後の篠原さんの活動を楽しみにしています。新しい世界を見せていただいた気がしました。今日はありがとうございました!

篠原:こちらこそありがとうございました。昆虫食はまだまだ嫌われている対象ですが、世間の風当たりを力に変えて、いつか「虫ってかわいいね」「虫っておいしい」と思ってくれる人が1人でも増えるよう頑張っていきたいと思います。

shinoharaprofile

篠原祐太(しのはらゆうた)

1994年地球生まれ。慶應大学在学。
4歳から続ける『昆虫食』の魅力を発信中。
昆虫料理の販売からツアーまで幅広く手掛け、メディア出演多数。企画告知や日常はSNSで呟き中。

■公式サイト
http://yshinoearth.com/

自己紹介動画 : https://youtu.be/w7gHuXSXP9Y
Twitter : https://twitter.com/yshinoearth
Facebook : https://m.facebook.com/y.shino.earth

inoueprofile

井上苑子(いのうえそのこ)

1997年生まれのシンガーソングライター。
2015年7月にメジャーデビュー。
小学校6年生の時に路上ライブをはじめ、手売りCDを1万枚売って上京。その後本格的にツイキャス(中高生に人気の動画配信サービス)を始め、現在、視聴者数が200万人を突破。
1stシングル「だいすき。」はYouTubeで1000万再生を超え、女子中高生を中心にスマッシュヒット。2017年4月12日には映画『ReLIFE リライフ』の主題歌「メッセージ」、話題の『Galaxy S7 edge』のCM曲「どんなときも。」を収録した4thシングルをリリース。

■井上苑子 公式サイト/インフォメーション
http://www.inoue-sonoko.com/
http://www.universal-music.co.jp/inoue-sonoko

Twitter: https://twitter.com/inouesonoko
Twitcas: http://twitcasting.tv/inouesonoko