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大怪獣にプリンに麻雀牌!? レゴを極めし天才集団「東大LEGO部」に会いに駒場祭に行ってきた。【ユースなう!Vol.78】

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日本人なら誰しも遊んだことがあるだろう、レゴブロック。
赤、青、黄、黒….。様々な色、大きさ、形をしたプラスティックのブロックを自由に組み合わせるおもちゃであり、「大人のLEGO教室」が開かれるなど、子供だけでなく大人にも人気があります。
また、レゴは「おもちゃ」の域にとどまらず、巨大な彫刻や建造物を作ったりする「レゴアート」も広がりを見せています。様々なシリーズを超えてのパーツの組み合わせによって、無数の作品を生み出すことができるのです。

そんなレゴを極めし学生集団が「東大LEGO部」。
学生ながらにして、企業からのオファーも受けるレゴのスペシャリスト集団です。

そんな東大LEGO部を取材すべく、ライター大越が11/24-26で行われた第68回駒場祭に行ってきました!

いざ、日本最高学府の学祭「駒場祭」へ!

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やってきたのは東京大学駒場キャンパス。
東大は他の大学と違い、2年間はどんな生徒であっても「前期教養学部」で授業を受けます。そんな東大1・2年生が学ぶキャンパスで行われるのが「駒場祭」。
駒場祭は例年、来場者が10万人を超えるなど、学園祭としては全国屈指の規模を誇り、東大ならではのアイデアが生んだ斬新な企画や、アカデミックさとエネルギッシュさを併せ持つ独特な雰囲気が魅力です。
最終日ということもあり、学内は大変な盛り上がり。人の波をかき分け、いざ、屋内企画の目玉「東大レゴ部」に潜入!

こんなものまでレゴで表現!?これが東大レゴ部だ!

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展示教室に入ると、まず迎えてくれたのは、東京大学のシンボルマークとロゴタイプ。
「東大マーク」と呼ばれる、二枚の銀杏の葉もしっかり再現されています。

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その横で存在感を見せるのが、東京大学駒場キャンパスマップ。
建物の高さや面積、配置など細部まで緻密に作られています。

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↑麻雀牌も見事に再現。主にお父さん世代にウケていました。これで一局打ってみたいものです。

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↑こちらは新作だというプッチンプリン。注目すべきは、その曲線美。プッチンが綺麗に決まった時の快感を味わうことができます。

大怪獣襲来!

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こちらが今年の目玉、「大怪獣襲来」のジオラマ。その大きさと迫力に子供達が群がります。
大怪獣は可動式で、街を破壊していきます。しかも、なんとこのタワー、ゴジラの攻撃を受けると壊れるんです。
そのギミックはこちら!

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教室の出口には、お客さんを最後まで楽しませる工夫も。
駒場祭では展示物の人気投票があるのですが、なんと投票ページへのQRコードさえもレゴブロックで作る徹底ぶり。これによって、お客さんはストレスなく楽しんで投票することができます。
ちなみに、東大LEGO部は駒場祭学術文化部門で見事、第2位を獲得しました。

LEGOが好きだから東大へ

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東大LEGO部 部長の「Rodney」さんにインタビューしました。

ー今回の展示で一番の力作を教えてください!

使ったパーツ数と制作時間からすると、「大怪獣襲来」です。構想に2ヶ月、制作に1ヶ月ほどかかりました。また、今回はギミックに凝っていて、動作を加えることによる臨場感も楽しんでもらえたかなと思います。

—東大LEGO部の普段の活動を教えてください!

基本的には、年に2回ある東大の学園祭(5月祭と駒場祭)に向けて活動しています。空いた時間は、企業様から依頼を受けて作品を制作したり、レゴのワークショップを開いたりしています。

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ー今年、制作した作品の中で一番を選ぶとしたら?

「バベルの塔」ですね。今年、上野でブリューゲルの「バベルの塔」展が開催するにあたって、部員総出で作成しました。46000ピース、80キロもある作品で、設計だけで1000時間以上かかりました。僕が部長をしている中では一番苦労した作品ですね。

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—46,000もの大量のピースをどこから入手するのですか?

これほどのピース数になってしまうと、市販のセットで購入すると無駄が多くなってしまうので、「ブリックリンク(レゴのAmazonのようなもの)」でパーツ単位で輸入します。また、設計も実際のブロックを使わずに、「レゴデジタルデザイナー」というソフトを使って、パソコン上で組み立てます。これによって、設計図の共有がしやすく、修正も容易にできます。

—東大LEGO部のシンボル的な作品ってありますか?

創部のきっかけともなった「安田講堂」です。現在は、本郷キャンパスの学生支援課に置いてあって見ることはできませんが、今の僕たちが見ても先輩方の作品はやはりすごいなと思いますね。

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—最後にレゴの魅力と東大LEGO部の今後の展望を教えてください!

実は僕、LEGO部に入りたくて、東大を目指しました。日本人初のレゴ認定プロビルダーである「三井淳平」さんの作品を見て、これは東大に入るしかないな、と。レゴは、多種多様なピースの組み合わせによって、大中小、無数の作品を生み出すことができます。おもちゃの枠に留まらず、全世代が楽しむことができるのがレゴだと思います。部長となった今、東大LEGO部の作品を通じて、レゴの魅力を伝えていけたらいいなと思います。

東大LEGO部の展示教室は常に子連れの親子で溢れかえっており、子供の笑顔が絶えない空間でした。
また、ライター大越は実物のレゴ作品を見るのは初めてでしたが、とても緻密で見えない細部までこだわっており、レゴへの執拗な情熱を感じました。
レゴはお子さんはもちろんですが、学生や大人の方々にもおすすめです。大人になった今だからこそ、子供だったあの頃とはちょっと違う作品が作れるかもしれません。

レッツ、レゴ!

【取材協力】
■東大LEGO部
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/toudai_legoclub
Twitter:https://twitter.com/UTLEGOclub

■第68回駒場祭 公式HP
https://www.komabasai.net/68/visitor/about