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ダブルスクールで夢をつかむ! 自分の「スキ」なことを追求したい<デザイン編>【ユースなう!Vol.87】

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「ダブルスクール」って聞いたことありますか? 大学に通いながら、他に専門的な資格やスキルをつけるために、もうひとつの学校に通うことです。将来の自分の夢に近づくために通っている人が多いようで、「マイナビ学生の窓口」のアンケートによると、ダブルスクールをした経験がある大学生は19.1%という結果もでています。「大学以外にも自分のスキなことを追求したい」という強い気持ちから、ダブルスクールに通う大学生にインタビューをしてきました。今回から2回につづけてお届けします!

1人目のダブルスクール体験者は、早稲田大学に通う、上村さん。大学では社会科学部で勉強しつつ、デザインについて学べる「桑沢デザイン研究所」に通っています。ダブルスクールに通おうと思ったきっかけを聞いてみました!

自分が好きなことでスキルをつけたい

ライターY(以下Y):「桑沢デザイン研究所」には、いつから通っているのですか?

上村さん(以下U):去年の4月から1年間通っています。大学に通いながらなので、夜間の「基礎造形コース」を受講しています。頻度としては、週3で夕方18:00〜21:30くらいです。

Y:入学するのにデッサンの練習はしたのですか?

U:とくに、入学にデッサンの試験はありませんでしたが、もともと絵を描くのが好きだったので、独学でデッサンの勉強はしていました。

Y:高校時代に進路を決めるとき「美大にいきたい」とは思わなかったのですか?

U:めっちゃ美大に行きたかったです。ですが、地元の高校の方針や両親から私立の大学に勧められていたこともあり、美大には進まないことにしました。あと、決定的に美大にいかないと決めたきっかけがあって。高校3年生の春に、美大受験予備校の体験に行ったときに、周りの人のレベルが高すぎて諦めました。

Y:早稲田大学に進んでも、デザインの勉強をしたいと思ったのはなぜですか?

U:理由は2つあります。まず、フリーペーパーをつくるサークルに入って、初めてIllustratorやPhotoshopなどデザインツールを使ったときに、何かをつくることが好きなのだと確信しました。もうひとつは、大学2年生のときに、自分がなにもやっていないとう焦りの気持ちが強かったからです。

Y:それで、「桑沢デザイン研究所」に通うことを決めたのですか?

U:将来に向けて、自分が好きなことで何かひとつスキルをつけたいと思い、いろいろ探していたときに「桑沢デザイン研究所」を見つけました。

なんとなく大学を卒業するのは嫌

Y:ダブルスクールに通うことを決めるまでの心境はどうでしたか?

U:先輩など周りの大学生を見ていて、「なんとなく大学を卒業する」のは嫌だなという強い気持ちがありました。

Y:その原動力はどこから生まれてきたのでしょうか?

U:私の原動力の全ては「もったいない精神」だと思います(笑)。せっかくの学生時代に、何にもしないで寝ているだけではもったいないと思います。このまま過ごしていても、なんとなく会社に入って、なんとなく人生過ごせるのかもしれませんが、それでは自分は嫌だと思いました。大学を卒業するまでに、何かひとつ自分の中で「スキ」なことの指針を持っていたいと思います。

Y:「桑沢デザイン研究所」では、具体的にどんなことを学ばれているのでしょうか?

U:デッサンの練習をしたり、モザイク画をしたり幅広くいろいろなことを学びました。このマグカップとソーサーは、新宿にある喫茶店で使う食器をデザインしました。2020年のオリンピックモデルというコンセプトのもと、五輪の輪をイメージしました。

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↑上村さんが制作した喫茶店のマグカップ&ソーサー

Y:ちなみに、ダブルスクールの学費はどうされているのですか?

U:今までバイトで貯金してきたお金で3割くらい出して、残りは両親に「どうしてもいきたい」と懇願して払ってもらいました。

デザインの先にある、人との関わりをつくりたい

Y:将来はどんなことをしたいのですか?

U:デザイナーとしては自分よりもスキルのある人たちがたくさんいるので、もっと広い領域で何かをつくるクリエイティブな仕事をしたいと思います。具体的には、居心地のいい空間をつくったり、展示をする仕事をしたいと思っています。

Y:なぜ空間や展示に興味を持ったのですか?

U:自分が何かつくったりすることが何で楽しいか考えたときに、「デザインを作って終わりではなくて、その先にある人とのつながり」が好きなのだと気付きました。空間や展示を通して、もっと人と関わりをつくりたいと思います。

ダブルスクールに通って自分の夢に近づくために頑張っている様子に、やる気をもらった人も多いのではないでしょうか? 大学以外にもフィールドを広げて、何かひとつ自分の中で「スキ」なことの指針を持っていたいという上村さんの強い思いが伝わってきました。なんとなく大学に通っているけれど、「自分は何をやりたいのか分からない」という人は、まずは身近な興味のあることに気づいてみるといいかもしれません。次回は、服飾専門学校「ここのがっこう」に通う大学生を紹介します。お楽しみに!