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4ヶ国目 クロアチア【日本で世界一周グルメ旅】

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世界一周ってなんかかっこいい! でも、実現できるお金も、そこまでの気力もない。
なんとかならないのか。

ん? もしかして、食なら日本にいても実現できるのは…!?

そんなゆるい動機で始める、日本で世界一周。都内近郊で味わえる世界の、その中でもちょっとマニアックな国や地域のグルメを訪ねて行きます!

今回はある映画の舞台となった国へ。

世界一周素材

今回の行き先は…クロアチア! あるジブリ映画の舞台になったこの国。物語にしかないのでは思えるあの町並みに憧れた人も多いのではないでしょうか。真っ青なアドリア海に面した小さな国は、リゾート地としても大人気! なのに日本からは乗り継ぎを含めほぼ1日かかるので気軽には行けない場所なのです…。

しかし、そんなクロアチアにすぐ行けてしまうのです! 早速行きましょう!

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Dobar dan! (ドーバル・ダン!:クロアチア語で、こんにちは!)
京橋にある「Dobro」(http://www.dobro.co.jp/)にやってきました!

京橋のおしゃれなお店! 特別感があってうれしいです。

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洗練された落ち着いた店内。マネージャーでワインエキスパートの中島さんが迎えてくださいました。他の洋食店とはまた違う雰囲気のこの店内では、旅行気分も味わえます。あの映画で出てきたニシンのパイはあるかな、なんて思いつつ、メニューを見てみると…。

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聞いたことのない料理名ばかりで、わくわくします。
休日のランチタイムに伺ったので、コースメニューを頂けます。今回はクロアチアセットで、メインは中島さんおすすめのサルマを注文しました!

クロアチアの家庭料理をいただく!

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1皿目~本日の前菜~
本日の前菜は、チキンのテリーヌ(皿中央)。カポナータ(皿上部)とラビゴットソース(皿下部)が添えてあります。カラフルでかわいい一皿です。カポナータとは、イタリアのトマトベースの野菜の煮込み料理。地理的に近いので、クロアチアでも食べるとのこと。また、ラビゴットソースとは酢と野菜をベースにしたドレッシングのようなものです。

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テリーヌとソースでいただきます。テリーヌにはドライフルーツが入っていて、爽やかで良い香りがします。ラビゴットソースのハーブと合わさり、とてもおいしいです。しっかり鶏肉の食感も楽しめ、酸味とのバランスも◎。

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2皿目~サルマ~
サルマとはクロアチア伝統のロールキャベツのこと。こちらは生活の知恵を集めた家庭料理だそう。日本でもなじみのあるロールキャベツですが、クロアチアではどんなものを食べているのでしょうか。
サルマの大きな特徴として挙げられるのはキャベツ。なんと塩漬けにしたものを使用しています! そしてマッシュポテトを添えるのが一般的です。それでは食べてみます。
柔らかい食感のキャベツは塩気と酸味が効いています。中の具は豚ひき肉とお米。しっかりとした食べ応えで、少し辛めです。お米を使うのは、イタリアの影響で、貧しかったクロアチアにおいて、かさ増しのためだそう。家庭料理ならではの特徴です。外も中もスパイシーなロールキャベツはくせになる味です。

そして、クロアチア流の食べ方はここから。パンチの効いたロールキャベツを途中まで楽しんだあとは、添えられていたマッシュポテトと合わせてリゾットのように食べます。

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ロールキャベツを崩して、ポテトと混ぜて食べるとさっきとは全然違うお料理になる! 塩気と酸味に甘さが加ってまろやかになるのです。キャベツとお肉、お米、ポテトの食感を同時に楽しめるのもポイント。ボリューミーなのに、重くならずおいしく頂けます。

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3皿目 ~チョコレートケーキ~
最後はデザートとコーヒーまたは紅茶を頂けます。デザートはクロアチアの定番のチョコレートケーキ…なのですが、何か丸いのが入ってる?!
チョコレート生地の中にはなんとマカロニが入っているのです! これもかさ増しのための知恵で、ある家庭でマカロニを入れてみたところ意外とおいしかったのが始まりだといいます。いくら小麦からできているとはいえ、ケーキにマカロニというのは驚きです。いったいどんな味がするのでしょうか。
フォークを入れるとしっとりとした感触が伝わります。見た目より弾力があります。チョコレート生地とマカロニが合わさった部分を食べてみると、しっとりともっちりが合わさった新食感?! チョコレートとマカロニという意外な組み合わせは、甘すぎないのにボリューム感がしっかりあります。

お店のルーツは2002年ワールドカップ?!

おいしくお腹がいっぱいになったところで…なぜ京橋で日本唯一のクロアチア料理を出しているのか、中島さんに聞いてみました。

「偶然がきっかけ」でできたこのDobroは今年で15年目。京橋にあるため、オフィス帰りや観光客、旅行帰りなど様々なお客さんが来ます。旅行サークルの学生も来ることがあるそうです。

このお店の誕生のきっかけは2002年の日韓共催のワールドカップ。Dobroのオーナーはクロアチア選手団のキャンプ地のホテルで、受け入れ統括責任者として2か月間交流したそうです。そしてクロアチアに興味を持ち大会後に旅行し、つながりをさらに強めたといいます。帰国後に仕事を辞め、日本でお店を開くことになったのです。

なので店内にはワールドカップにまつわるものも置かれていました。

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ワインと空間のこだわり

ここではお料理はもちろん、空間作りやワインにもこだわります。クロアチアはワインに適した自然条件を持ちます。日本ではクロアチアワインのネームバリューはまだ高くないので、ここでしか飲めないものが多いそう。お料理に合ったワインを勧めてもらえます。

クロアチア好きのスタッフたちは、お客さんとのコミュニケーションも大事にしています。スタッフ達でクロアチアに視察に行ったり、クロアチア人のシェフを呼んで勉強しているそう。料理の説明をしっかりすることで、クロアチアという美しい国を知ってもらいたいという思いを持っています。だからこそここではおしゃれで広々とした空間で、手作りのおいしい料理を楽しめます。

京橋でコース料理という初の経験でしたが、ゆったりできました。Dobroというのはクロアチア語で ’good’ の意味だそうで、その通りの時間を過ごせます。映画に出てくる世界観を十分に楽しめる、リッチな空間は最高です。大切な人と行きたくなるお店です!

クロアチアの生活を反映した個性的なお料理と空間も楽しめるこのお店! 日本ではちょっとマニアックなイメージの国々を楽しめました。

世界一周をすべく、また次の場所へ行ってきます!

【取材協力】
■Dobro
〒104-0031 東京都中央区京橋2-6-14 日立第6ビル1F
TEL:03-5250-2055
営業時間:[ランチ]11:30~14:30(LO 13:30)/[ディナー]17:30~22:30(LO 21:30)
HP:http://www.dobro.co.jp/

プロフィール写真
酒井琴音(さかいことね)
「スキ」なものが見つからなくて悩んでいます。マジメに生きがち。
書いた記事:#Sakai/Twitter:@NYS_Sakai