服に情熱を捧げる若者に注目!若者アパレル特集第2弾!/新潟発のブランドagrest 【ユースなう!vol.110-2】
2020.06.22
音楽、映画と共に日本のメインカルチャーであるファッション。服が好きでおしゃれをすることが趣味!という若者は多く、アパレルショップや古着屋で好みの服を買い、ファッションを楽しんでいます。そんな中、ファッション好きが転じ、自分たちでブランドをやっている若者たちがいます。今回はそんな服に情熱を捧げる若者のアパレル特集と題し、アパレルを運営している若者たちにインタビューをしました!
「古着屋CIW」の第1弾に続く第2弾! 今回は若者がデザインするアパレルブランド「agrest(アグレスト)」を紹介! 2019年に誕生した20歳の女性3人がデザインしているブランド。彼女たちの活動拠点は新潟。東京ではなく、あえて地方で発信する彼女たちの思いを聞いてきました!
⬆︎agrestのロゴ
あやのさん、まなみさん、かづなさんの3人からなるagrest。メディアには顔を出さず活動するのが彼女たちのモットー。ということで、顔を出さないでいきます!
今回はあやのさんとまなみさんにインタビューしました!
スタートは3人のスキを1つに!
––––まずはブランドを立ち上げたきっかけを教えてください。
あやのさん(以下あ) :3人とも高校の同級生で高校の時から仲が良くって。3人のスキなものが1コに組み合わさったらどうなるんだろうって話をしていたところから始まっていますね。
まなみさん(以下ま):私は卒業してから美容専門学校に通い始めて刺激が多くて、高校の時に話していたことを実現させたいって気持ちが湧いてきていました。私、夜な夜な連絡してなかった!? (笑)
あ: そう(笑) 。いきなりインスタのDMでけっこうな長文きて(笑)。ブランドをやってみたいっていうことをめっちゃ熱く語られて。
ま:のんたん(あやのさん) となら最強な気がする! って。(目が輝いてました) でも実行にはなかなか移せなかったよね。
あ:そうだね。
ま:何回かあったよね!? 私少なくとも3回はスカウトしたもん。
––––口説き落とした感じ?
あ:そうそうそう。
ま:「分かった。じゃあもう名前つけよう!」ってなって、そこからようやく始動しました。
––––ブランド名「agrest」の名前の由来はどこから来たんですか?
ま:音楽用語で「田舎の、田舎風の」っていう意味です。新潟ってやっぱり田舎じゃないですか。だから田舎もん丸出しみたいな。
––––新潟はたしかに田んぼばっかりですもんね。(ライターも新潟出身)
あ:田舎ものが0からどこまで成長できるか。
ま:田んぼから生まれましたみたいなのが、どこまでいけるのか。下から上を目指そうっていう意味を込めました。
想いをデザインに
––––普段はどういうことをしていますか?
あ:今はオンラインで商品を販売することが主ですね。服に限らず、iPhoneケース、アクセサリーなど販売しています。
ま:やりたいことはなんでもしています! 最近は動画制作に力をいれたいって話をしていて。アイテムのデザインが動画とリンクして、ストーリーを作るみたいな。
––––なるほど。デザインをする時のこだわりはありますか?
あ:1コ1コのデザインに深めの意味を持たせています。その意味を明かすとかは全然してなくって。
ま:実はデザインに描いてあったりするんだけどね。デザインを見て全員が分かるかっていったら分からない程度。
––––どんな意味がありますか?
ま:私たち世代が思うことだったり、現代の日本に向けてのものだったりとかですね。
⬆︎パーカーのバックプリントのデザインとそのコンセプト。みなさんは何を感じますか?
新潟で活動すること
––––これからも新潟で活動していきますか?
あ ま:はい!
––––新潟で活動していて良かったと思うことはありますか?
ま:人!脈!!
あ:もうまさに。
––––どんな感じで広がっていったんですか?
ま:ある新潟の方がインスタで検索欄を見ていたら、agrestのロゴがあって、「新潟の若い子のブランドだ!」って知ってくれたんです。それで、新潟のフリマイベント「ヨルノフリマ」に出ませんかってDMをくださったんです。
あ:本当はそのイベント、もう枠が埋まっていたんです。でも特別枠として空けてくれて、出ることができました。
ま:そのイベントに出て知り合いが増えました。あとDMをくださった方が頻繁に飲みに誘ってくれます。そこで毎回違う人がいたりして、どんどんどんどんどんどん……。
あ:広がっていったよね。
ま:だから新潟を歩いてると知り合いに会うみたいな感じです!
––––すごい! そしたら、新潟の良いところってどんなところだと思いますか?
あ:なんていうんだろ、あたたかい、人が。優しい人が多い!
ま:すんごいシャイだけどね(笑) 。でも仲良くなったら面白い!
あ:今もすごく私たちを気にかけてくださる方が多いんです。
ま:お兄さんお姉さんが「アグちゃん」って呼んでくれて。「アグちゃん最近どうなん?」みたいによく声をかけてくれます。
––––いいですね。たしかに人との繋がりが強くなるのは新潟ならではかもしれないですね。
あ:そうですね。今は本当に恵まれた環境にいると思っています。
––––これからの目標はありますか?
ま:まずもっと知ってもらいたい! agrest目当てでイベントに来てくれる人が増えたらいいなって思う。「このデザインがほしくて」って言ってイベントに来てもらえたらうれしいな。
あ:今はイベントに呼んでもらっているので、これからは新潟でPOPUPとか、自分たち主催のイベントをやりたいです。
ま:人と違うことがしたいっていう思いが強いので。新潟で飛びぬけられるようにがんばります!
地元だからこそできること。若者だからこそできること。今いる環境で、自分たちが伝えたいことを、自分たちの方法で発信する姿がステキでした! agrestのこれからの活躍に注目です!
【取材協力】
agrest
HP:https://agrest.thebase.in/
Instagram:https://instagram.com/agrest__official
