【ユースなう!Vol.43】舞台はディズニーも!ショーダンスの世界だって、アツいんよ!
2016.06.14
YO!YO!ワサップ? 「ダンス」っていわれたら何を思い浮かべます? ダボダボファッションでこわもてなヒップホップ? それとも、頭でくるくる回るブレイクダンス? 真っ先に思い浮かぶのはやはり、ガラス張りのビルでお見かけするような、ストリートダンスというやつでしょうか。
だけど、Don’t forget ショーダンス! 若者の間でアツいダンスは、ストリートだけじゃないんです! ディズニーなどのテーマパークで私たちが見ているような、ショー向けのダンス。こちらも、学生たちでにぎわっているそうなのです。
今回は、そんなショーダンス界の、生の声をお届けすべく、ディズニーで踊った経験も持つダンスチーム、「ANTJAM(アントジャム)」さんにインタビュー!
お披露目の場は、ディズニーでも!

まず気になるのは、ショーダンサーはどんなことしてるの?ってこと。ストリートダンスだと、バトルで自分のダンスを試したり、ショーケースで作品をチームで踊ったり…と、いろんな形で自分のダンスを見せるのだけど、ショーダンサーは、ショーケース、これ一本! 立つ舞台は、チームやスタジオによるけれど、地元のお祭りや、発表会が主なステージ。でも、どんなショーダンサーでも憧れる舞台がございまして。それはズバリ、ディズニー! 園内で踊るものや、イクスピアリのステージで踊るものがあって、チームごとにビデオを送って応募するのだそう。現実とは程遠い夢の国ディズニーだけど、実は同世代の子たちがキャストとして踊ってたなんて!
ANTJAMさんもイクスピアリオーディションにエントリーしているとのことで、特別に見せてもらいました! ヤバッッイ。みんなキレッッキレだ!!! 超笑顔になる!
↓ANTJAMさんの動画はこちら↓
ショーダンスを始めたきっかけは、「誘われて」

▲左から 秋穂さん(大2)、真瑚さん(大2)、歩実さん(大2)、久美子さん(高1)、きららさん(中3)
ときにディズニーダンサーともなる彼女たち。だけど本人たちは、とりわけプロを目指してダンスを始めたわけじゃないそう。じゃあなんではじめたの? そう聞いてみると、「誘われて・・・」と一同。誘われてディズニーのキャストになれるだなんて。そんな幸せなことあります? 私も誘ってほしかったですわ(笑)。
そんなひょんなお誘いがきっかけでショーダンスを始めたみんなだけど、中にはストリートダンスをやってる人もいるとのこと。ダンスをしてない人から見れば、どっちも同じダンスでしょ?と思うところだけれど、ダンサーにとってはやっぱり別腹なんでしょうか。大学2年生の歩実さんは、まさにそんなダンス掛け持ち者のひとり(上写真中央)。彼女にさっそく聞いてみました。
ストリートは「楽しむ」ダンス。ショーダンスは「楽しませる」ダンス!

▲歩美さんはショーダンスと、HIP-HOPダンスを掛け持ちしているそう
──ショーダンスとストリートダンスって、どう違うんですか?
歩実さん:「同じダンスでも、仲間の雰囲気とかから結構違うかもしれないです。私は、ストリートダンスのほうを後で始めたんですけど、最初は正直怖いイメージでした(笑)。実際関わってみるとそんなこともなくて、ダンスに対する熱意はすごいし、見てくれる人に思いを伝えようと真剣で、そういうとこは一緒ですけどね。
ただ、伝え方はちょっと違う気がします。お客さんのために踊るダンスと、自分を表現するダンスといいますか・・・。ショーダンスは楽しませるダンス、ストリートダンスは楽しむダンスなんだと思います。実際、お客さんも、ショーダンスでは『楽しかったよ』って言ってくれる人が多くて、ストリートのほうは『かっこよかったよ』って言ってくれる人が多い気がしますしね!」。


▲ショーダンスのとき(上)と、ストリートダンスをしているとき(下)の歩実さん
──なるほど。ショーダンスのときは、お客さんを楽しませるために!って気持ちが強くて、逆にストリートダンスのときは、まず自分が楽しまなきゃ伝わんないっ!みたいな。ということは、見るほうの楽しみ方も違ったりするのでしょうか?
歩実さん:「見る側の楽しみ方ですか、難しいですね(笑)。でも、見に来てくれる人の年齢層は、ショーダンスのほうが幅広いですね。ダンスを知らない人でも楽しめる、感動できるダンスと言いますか。おばあちゃんが見ても、パワーもらえそう(笑)!」。
おばあちゃんになっても見飽きないダンス。老若男女が元気になるって、最強じゃないですか。ショーダンスって!
そんな、最強説まで飛び出したショーダンス。その魅力はどこからやってくるのでしょう。この道を選んだANTJAM代表・染井さん(23歳)、高橋さん(23歳)に聞きいてみました!

▲左から 染井さん、高橋さん
──ズバリ、ショーダンスの魅力ってどんなところでしょうか?
高橋さん:「魅せるダンスというところですね。まず、見てくれるお客さんがいて、その人たちのためにあるダンス、というのが、やっぱり魅力的ですね。あとは、似たようなスタイルのダンスでも、作る人によって全然違うダンスになるので、それも面白いところです!」。
染井さん:「私も魅せるダンス、ですかね。ここが、ショーダンスの持っている力だと思います。私は、ストリートも含め、いろいろなジャンルのダンスをやってきたのですが、最終的なアウトプットは、ショーダンスに落ち着きました。やっぱり、踊ってるときにお客さんの笑顔を見てしまうと、ショーダンスはやめられないです!」。
なんでもっと早く出会わなかったんだーって嘆きたくなるくらい、素敵な世界ですね。ショーダンスって! 見ていて自然と笑顔になるし、元気になる。そして、見る人を選ばないダンスの可能性は、ほんとに無限大。ときには言葉よりもシンプルで、言葉よりも伝わる。とりあえず、音とダンスがあれば、人は幸せになれそう。そんな気さえしますね。ってことで、今日もみんなで踊りましょう〜!
【ANTJAM】
公式ツイッター:@keepthe_ajmagic
公式Facebook:https://www.facebook.com/antjam.tokyo/?fref=nf