ラブコスメティックな大学生サークル! 東京工科大学化粧品研究サークルLCCに取材してみた【ユースなう! Vol.112】
2020.09.01
ユースタ美容部門代表(自称)の安田です。美容系記事がヒジョーに久々になってしまいましたが…、みなさんの美容魂、いかがお過ごしでしょうか!? 今回取材したのは、美容や化粧品好きが集うと噂の東京工科大学化粧品研究サークルLCC。ここでは化粧品の製作実験だけではなく販売活動もしているとか。「美容のことなら頑張れる!」という彼・彼女たちが取り組む究極の美容活動とは。
化粧品研究サークルって? まずは、サークル紹介から!
■サークル名
東京工科大学化粧品研究サークルLCC(Love Cosmetic Company)
■設立年度
2013年
■活動日時
水曜日放課後(コロナウイルスの影響で現在は休止中)
■前年度活動人数(年度はまだ人数未定)
111人
■販売活動実績(前年度)
5月…八王子市主催イベント 学生天国
10月…東京工科大学学園祭 紅華祭(八王子キャンパス)
11月… 東京工科大学学園祭 かまた祭(蒲田キャンパス)
2月… 八王子主催イベント いちょう祭り
■今までに製作した主な化粧品
ハンドクリーム・石鹸・スクラブ・バスボム・香水・練り香水・ヘアオイル
インタビューをしたのはコチラの3人!
鈴木南さん(東京工科大学 応用生物学部化粧品コース3年)/サークル代表
■ハマっている美容グッズ
DUOザクレンジングバーム
KOSEメイクキープミスト
塩地智稀さん(東京工科大学 応用生物学部化粧品コース3年)/サークル副代表
■ハマっている美容グッズ
ウーノ フェイカラークリエイター
上洲莉子さん(東京工科大学 応用生物学部化粧品コース3年)/マーケティング部門代表
■ハマっている美容グッズ
アルジタル グリーンクレイペースト
エッフェオーガニック ブライトニングフェイスマスク
今回はzoomで取材を行いました!
––––LCCに入ったきっかけを教えてもらえますか?
鈴木さん(以下S):高校生の時に「化粧品のことなら勉強を頑張れるかな」と思い、化粧品コースがある東京工科大学を目指しました。また学園祭で出会ったLCCの先輩がすごく楽しそうに活動していたので、私も入ってみたいと思ったのがきっかけです。
塩地智稀さん(以下T):サークルは友人の誘いで入ったのですが、元々の服好きが転じて美容にも興味を持ったためLCCの活動も積極的に続けています。自分は化粧品というよりも、肌の構造に注目したスキンケア方面の研究が得意です。
上洲さん(以下U):化粧品を作りたくてこの大学に入学し、新歓時にLCCの存在を知りました。化粧品を成分から作ることに興味があり入会したのですが、企画や販売促進の分野も楽しそうだったので、現在はマーケティング代表として活動しています。
––––初めから美容好きでなくても、ウェルカムなサークルなんですね。通常活動ではどのようなことをおこなっていますか?
S:主に製作実験を行っています。製作し販売までを行うマーケティング活動とは別に、通常活動での実験はハンドクリームやスクラブなど、2時間ぐらいで終わるような簡単なものにしています。
U:みんなでメイクアップをするときもあります。ハロウィンの時期にはハロウィン傷メイクをしてみました。
U:このときに買ったアイシャドウは色が派手で普段使いには向かないので、透明のネイルに混ぜて新しい色のネイルにしました!
S:他にも色んな化粧品をリメイクしました。色の付いたリップクリーム溶かしてアイシャドウと混ぜ、練りアイシャドウや鼻筋や輪郭をシャープにするローライト・ハイライトも作りましたね。また今年はコロナウイルスの影響で行けなかったのですが毎年春休みの期間に化粧品の工場見学に行ったり、美容部員の方を大学に呼んでメイク方法教えてもらったりすることも企画しました。
美容のプロから技を伝授
––––美容部員さんを呼んで、お化粧の仕方を学ぶのは例年されていることですか?
S:去年の秋に私が代表になってから始めた試みです。サークルの顧問の協力の元、実現することが出来ました。美容部員さんからは、毛穴の向きに合わせた化粧水やベースメイクの塗り方などを教えてもらえました。
T:その時に男性サークル員も8人ほど参加したのですが、ニキビ跡の消し方や肌の状態をよくする方法を重点的に習うことが出来ました。あとはちょっとした表情の作り方も習いましたね。普段から口角をあげて表情を作ることでどれだけ印象が違って見えるかなどの比較写真も見せてもらいました。
メンズメイクは清潔感◎
––––男性のサークル員は全体で何名いますか?
T:自分の代で活動に頻繁に来ているのは4、5人です。自分の場合はスキンケアやBBクリームなど肌ケアにこだわっているのですが、もっと美意識の高い男性サークル員もいます。彼はリップクリームやネイルなど、美へのこだわりが凄いです。
S:メンズメイクって今結構敷居が下がっているじゃないですか。女性みたいに「化粧しなきゃ外に出られない」とまではいかないけど、男性のメイクへの意識ってその手前くらいまできていると思っています。
U:LCCに所属している男性は、髪だったり肌だったりファッションだったり、見た目に気を遣っていて清潔感がある人が多いです。
––––メンズメイクも盛る用から、素材を活かす用まで本当に様々ですもんね!
誰をみても肌がきれい!
––––塩地さんは様々な美に興味がある女性たちに囲まれて、美意識は上がりましたか?
T:あがりましたね(笑)。 LCCに所属している人は、男子女子関係なく誰を観ても綺麗です。羨ましいなーって思ったので、自分も肌のきれいさを突き詰めなきゃと思うようになりました。化粧水の情報を共有したりする時もあったりして、みんなの意見を参考にしますね。美意識は高まります!
S:メイクに関しても、「今日アイシャドウ違うね! なに使ってるの?」みたいな会話が結構あります!
––––最近流行りのパーソナルカラー診断に基づいたメイク研究などはしていますか?
S:様々な色合いの口紅を塗ってみて、似合うか似合わないかなどの研究とかはしましたね。あとはアイシャドウも一重や奥二重、二重のそれぞれに合わせた塗り方の研究をしていました。
U:毎年学園祭では商品販売に加えて、化粧品比較をもとにした研究発表も行っています。
失敗が名作誕生の鍵
––––製作で失敗したことはありますか?
S:失敗前提で作ったものがあります。ハンドクリームを作った時に、あえて水分量と油分量を変えたものをいくつか作り、テクスチャーを試したことがありました。水分量が多いものは油が浮いてうまく混ざらなくて、油分量が多いものは油を塗っているような感じで失敗していましたね(笑)。ただ基準のレシピで作ったものより、少しだけ成分が偏ったものの方が人気でした。思っていたのとは違う結果になりましたね。
U:さらっとしたテクスチャーの方が人気だったので、売り出す商品もこの結果を反映させるなど、新しい発見につながりました。
––––サークルの中で、特に美意識高い人っていますか?
S:上洲さんだと思います!(笑) 上洲さんは化粧品を扱うお店で働いていて、オーガニックの化粧品やスキンケアにも結構詳しかったりするので。たまに私もおすすめの化粧品を聞いていますね。
U:私は基礎化粧品が好きなので自分で調べたり、バイト先の社員の方に聞いたりしていますが、メイクアップは鈴木さんから教えてもらいます。外見にすごい気を遣っていて、可愛いからです!(笑)
美容好きに決まりはない!
––––基礎化粧品が好きな人とメイクアップが好きな人とで、分かれているっているのですか?
S:そうかもしれないですね。化粧品の何が好きかはみんなこだわりがありますね。
U:基礎化粧品やメイクアップ化粧品の他にも、ヘアケアに興味がある人もいます。美容ってひとまとめにされても、個々で興味があるものは結構違いますね。あとは、化粧品といったものじゃなくて肌の細胞といったような、美容のもっと奥の構造に興味がある人もいます。
––––コロナウイルスの影響でサークル活動が行えていない現在、何か取り組まれていることはありますか?
S:新入生の不安を少しでも取り除けたらなと思って、twitterで新入生の質問に答えています。その他にインスタグラムも動かしたりして、サークルの情報を1年生が取り入れやすいような環境づくりを行っています。
LCCは製作した化粧品を販売するマーケティング活動も行っており、新聞で取り上げられたり、広島県在住の方から購入されたりしたことも。資本金を基に利益を生み出すという、企業さながらの一面も持っているのです。こんなにも本格的に美容を楽しめるサークル、全国どこを探してもないのでは!? 美容やおしゃれが好きな人は世の中に沢山いると思いますが、勉強そしてサークル、さらにバイトまでスキな美容一色の大学生活を楽しんでいるLCCのみなさんが羨ましくて堪りませんでした!
取材協力
■東京工科大学 化粧品研究サークルLCC
ホームページ:https://lovecosmeticcompany.amebaownd.com/
Twitter:@tutlcc
Instagram: @tutlcc